粉瘤（アテローマ）について

粉瘤とは？

粉瘤（ふんりゅう）は、皮膚の下にできる良性のしこりで、皮脂腺や毛包が皮膚内部で袋状に閉じ込められ、その中に角質や皮脂が溜まることで形成されます。主に背中や首、顔、耳の後ろなどに発生しやすいですが、体のどこにでもできる可能性があります。

粉瘤の症状

・しこり: 皮膚の下に丸くて柔らかいしこりができ、通常は痛みがありませんが、炎症を起こすと痛みや赤みが出ることがあります。
・中央の黒い点: 粉瘤の中心に黒い点が見えることがあり、そこから悪臭のある内容物が出ることがあります。
・炎症や感染: 炎症が起きると赤く腫れ、痛みが生じることがあります。場合によっては膿がたまり、感染を引き起こすこともあります。

粉瘤の治療

粉瘤は基本的に良性で、症状がなければ治療は必要ありません。しかし、炎症や感染がある場合や、美容的な理由で取り除きたい場合には、以下の治療が行われます。
・切開排膿: 炎症や感染を伴う場合、切開して膿を排出し、痛みを和らげます。ただし、再発する可能性があります。
・摘出手術: 粉瘤を完全に取り除くための手術で、皮膚の下の袋ごと摘出することで再発を防ぎます。局所麻酔で行われる簡単な手術です。

予防と注意点

・皮膚を清潔に保つ: 日常的に皮膚を清潔に保つことで、粉瘤の予防につながります。
・自己処置は避ける: 粉瘤を自分で潰すと感染のリスクがあるため、専門医に相談することが重要です。

中野駅前クリニック皮膚科の粉瘤（アテローマ）治療

徐々に大きくなることが多いため、切除による治療をお勧めします。
炎症を起こしてしまった場合は、切開し膿を出す治療を行ないます。東京・中野で粉瘤（アテローマ）のお悩みがある方や皮膚科・美容皮膚科をお探しの方は、JR中野駅徒歩1分の中野駅前クリニックまでお気軽にご相談ください。